出産祝いは、その生まれてきた赤ちゃんが健やかに丈夫に育つことを願い贈ります。日本では誕生に関する礼儀が尊重されています。昔は、妻の実家から産着を祝いとして贈るなどという習慣がありましたが、最近では病院などで出産することが増えてきたため、そのような慣例は薄れてきています。
また出産祝いは、赤ちゃんの誕生を歓迎するためのものでありますが、お母さんへの謝意の気持ちを込めたものでもあります。出産祝いを贈る場合は、近親者以外はお七夜(生まれた日を初夜として数え、七日目のお祝いのこと)が終わった後に、出産祝いを贈るのが礼儀とされています。目安として母子ともに落ち着く、生後2週間目から1ヵ月目までに贈るとよいでしょう。身内の方で、お見舞いかつ赤ちゃんの顔を見にいく場合は、お祝いを持参してもよいでしょう。出産後、すぐに駆けつけて良いのは身内の方(夫や赤ちゃんの祖父母等)とされています。それ以外の方は、母子ともに落ち着く時期に、訪問するようにしましょう。また、お見舞いの時には、母子の健康に配慮することや長居をせず短時間で切り上げる等の心がけしましょう。体調が悪い時は、訪問することを避けましょう。
身内の方から出産祝いを贈る時は、出産祝いを贈るときは新しくパパやママとなった二人の子育てをバックアップするものがよいでしょう。例えばご両親の場合は、出産時の負担を少しでも援助するという意味も含めて育児用品の中で金額が大きい品物(ベビーベッドやベビーカー)などを贈るのがよいでしょう。兄弟姉妹、親類の場合は、自分の予算にあう範囲で品物を選ぶとよいでしょう。この際予め必要とされている品物があるかどうか希望の商品を聞いてみてもいいでしょう。友人や知人なら、お祝いのメッセージに加えてベビー衣類や育児玩具などが喜ばれるでしょう。
出産祝い時の表書の例としまして、白赤の水引を蝶結びにしたのし紙、現金や商品券を贈る場合も、白赤の蝶結びの水引でのしをつけて、表書きは「御祝」「御出産御祝」などにします。
以前は、出産内祝いについては、現在のようにお祝いを頂いたかどうかに関係なく、親しい人や出産でお世話になった人たちに品物を贈りました。最近の傾向として、出産を祝って下さった方にお返しとして内祝いをすることが常識的になっています。目安として出産内祝いの品物は、頂いた金額等にそれほどこだわらなくてもよいとされていますが、一般的に頂いたものの三分の一から二分の一程度の品物を贈るとされています。
かつては、赤飯とかつお節の組み合わせや紅白砂糖などが、よく利用されていましたが最近ではタオルセットや、石鹸、洗剤など先方に気を遣わせない日常的に役立つものが喜ばれることが多いようです。また、会社から連名で出産祝いを頂いた時には、大勢で使える品物やお菓子などを贈ります。贈る時期としては、お宮参りの前後に贈りましょう。
出産内祝い時の表書きの例としまして、白赤の水引を蝶結びにしたのし紙をかけ、表書きには、「内祝」、その下に赤ちゃんの名前をいれます。地域によっては両親の氏名を書き、のし紙の右上に赤ちゃんの名前を記した短冊をつける場合もあるようです。生まれてきた赤ちゃんの名前をお披露目する意味もあるので、赤ちゃんの名前にはふりがな付きで書きましょう。ちょっとしたアイデアとして贈り物に生まれた赤ちゃんの写真も同封してみてもいいかもしれませんね。
海外では出産祝いは、どのような形式で行なわれているのでしょうか。一例としてアメリカで行なわれている出産祝いについて挙げてみます。
アメリカでは日本とは異なり、出産前に親類や親しい友人が集まってベビーシャワーという習慣があります。ベビーシャワーとは、各自それぞれが出産・育児に必要な贈り物等を持ち寄ってお祝いをするパーティです。私たちは、シャワーといわれると、水や湯を雨のように出して浴びることなどを連想したりしますが、意味は相違してここで使うシャワーとは皆で幸せを分け与える、祝福するという意味が込められています。出産前(一般的に安定期と呼ばれる頃)に出産の負担を軽減する思いやりや、周りの人々が出産の無事を共に願うために行われます。赤ちゃんが誕生した後にお祝いをする日本の出産祝いとは異なります。母子ともに落ち着いていない時期と比較しても、お祝いにふさわしい時期と考えることができますね。残念ながらまだまだ日本ではこの合理的な普及されていないのが現状です。
ところでアメリカにはベビーシャワーのパーティ後にお返しなどをする習慣もありません。日本のように出産、結婚などの行事に金銭を贈る習慣は無いようです。それからプレゼントを贈ってくれた方々に、内祝いを贈ることもありません。そして赤ちゃんが誕生すると祝ってくれた友人などにカードを送り、喜びを伝えます。
出産祝いの贈り物をいざ選ぶこととなるとなかなか難しいものであります。経験を生かして贈り物選ぶことが出来るに越したことはありません。また贈り物を受ける側も、生まれた赤ちゃんの成長を想像したりして嬉しいものです。できれば出産祝いとして希望の品物があるかどうか予め聞いてあげるといいかも知れませんね。
ところで出産祝いを贈る時期については、出産直後よりある程度母子ともに落ち着く、生後2週間目から1ヵ月目までの時期が妥当であるとされています。出産祝いに迷ったとき、品物を贈る場合はお店の人に相談してみると贈り物選びが円滑になります。相談の際に、誰に、どれくらいの予算で贈りたいのか、品物を贈る相手の好みなどを伝えることによってお店の人からよきアドバイスを受けることもできます。
赤ちゃんへの贈り物は、一般的に衣類と玩具を贈るケースが多いようです。衣類については、相手の好みもありますので考えて贈りましょう。それから靴や帽子については早めに使えるサイズを選ぶとよいでしょう。(靴については履けるようになるまでしまっておいてそのまま忘れていたりすることもありますので。)そうかといってサイズが大きすぎる靴や帽子を選ぶことは避けたほうがよいでしょう。
衣類については新生児に着るものは出産前から準備してあることが多いので多少大きめのサイズを選んでもかまわないでしょう。生後3ヶ月を過ぎる頃になると今までのサイズが小さくなって買い足すこともあるようですので1歳ぐらいに着られるものを贈っても重宝されます。玩具に関しては、すぐに使用できる玩具にするのかしばらくして使用できる玩具にするのかを考えて選ぶようにしましよう。
新しくママになった方への贈り物として出産の記念になるメモリアル品(フォトスタンド・ベビーブレスなど)も人気があります。出産の喜び、新しい命の誕生を形残すことは最高の幸せなので大変喜ばれるのでおすすめです。
赤ちゃんは、何度も絵本を読み聞かせることによって、耳に心地よいリズムというものを得ていきます。しだいに絵本に関心を持ちはじめた頃になると赤ちゃんは、五感(目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚)を通して様々な事を経験していきます。そういった時期になると飛び出す仕組みになっている絵本にも興味を示します。例えばディオラマ絵本(実際の光景を見ているような感じを楽しむことができます)は、赤ちゃんも大喜びします。そして最近では布絵本も大人気ギフトの一つです。とてもやわらかい素材を使用しています。色使いもやさしくて、布、絵画に使用されているインクも赤ちゃんがおしゃぶりしても、噛んでも大丈夫な素材を使用しているので安心です。いろいろな赤ちゃんが喜ぶ仕掛けを凝らしてある布絵本もあります。
出産祝いの人気商品でも知育玩具は大変な人気があります。知育玩具は、子どものけがれない興味や関心を満たすことができます。なかでも最近は、出産祝いのギフトとして木製玩具に人気が高まっています。木製玩具がギフトとして選ばれるのは、木が持っている独自のやさしいぬくもり伝承できること、安全性や耐久性に優れていること、一時の流行で遊びを制限してしまう、飽きがくる玩具ではないこと、デザイン等も変化せず愛用できるところにあるからでしょう。世代を超えて使用できるすぐれた玩具という意味から人気ギフトに選ばれるのではないでしょうか。