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貸切バス@団体旅行

貸切バスとは

「貸切」とはどんな意味があると思いますか?
「貸切」とは"約束した時間、一定の人・団体にだけ貸すこと。全部貸すこと。"を言うのだそうです。「貸切」と言う言葉は様々な場面や場所、ものに使われています。しかし、多くの人が「貸切」と言えばまず、思い浮かべるのは"貸切バス"ではないでしょうか。

貸切バスもその用途は様々で、例えば、修学旅行や社員旅行、バスツアーや様々なスポーツ、グループなどと言った大人数の人が活動する際に、その大人数の移動が手軽で一度にできる交通手段として貸切バスがよく利用されています。この貸切バス、あなたも一度くらいは、貸切バスを利用した経験があるのではないでしょうか。

明治36年9月、我が国にバスが誕生してから100年が経ちます。当時は路線バスから始まり以後、年々バスのスタイルそのものも変化を遂げながら、その世情、ニーズに合わせた利用方法が次々に開発されて行きました。その一つが貸切バスでもありました。しかし、路線バスの形態などが矢継ぎ早に変化して行く中で、この貸切バスだけは、ほぼそのスタイルを変えずに現在に至っていると思われます。それは、貸切バスの良さが長い年月を経ても人々に喜ばれているからなのではないでしょうか。

それは、「貸切」と言う意味が示すように、貸切バスを利用する人はバスツアーなどを除き、一定の人や団体が多く知り合いや仲間と言った、言わば身内のような人が旅行会社やバス会社などを介して貸切バスを利用しています。この様に貸切バスを利用し、気心の知れた仲間達との大切なイベントへの往路が快適に過ごせると言う事や、大切なイベントと同じ様に貸切バスの中での出来事も人々の思い出の一つになって残り、そしてそれが受け継がれて行くと言う事が、そのスタイルを変化させずに今日まで来た所以だと思われます。

以前は団体旅行などでしか利用される事が少なかった貸切バスも、時代と共にその利用台数や用途も増えて来ています。貸切バスの大きさや定員人数も選べたりするようです。また、交通事情も良くなり更に貸切バスを利用する人々が増えて来る事でしょう。こうして貸切バスは年々、人々に良さを知ってもらい喜ばれて行き、また、次に受け継がれてそして、次の100年を迎えるのではないでしょうか。貸切バスは、そのスタイルを変えなくても時代遅れでも何でもなく、そのものが貸切バスの良い所なのではないでしょうか。

貸切バスの利便性機能

最近の貸切バスは、昔ながらのただ、大人数を乗せて移動するだけとは違い、様々な機能が装備されています。それは、考え方によっては密室となってしまうバスの中で、そのバスに乗って移動をする人の気持ちになって考えられた、有意義で居心地の良い空間を作る為の工夫だと思われます。この様に、利用者の立場に立って改良を続けて来ている貸切バスですが、その車体の大きさも含めて様々なものがあると言われています。

  1. バスの大きさ…40人乗りの大型車から25人乗りの小型車まであり、マイクロバスを含めると、少ない人数でも利用が可能となり、各団体のニーズによって選ぶ事が可能です。
  2. カラオケ…最近では人気の高いカラオケもほとんどのバスで楽しめる様になっている様です。通信設備を利用しているものもある様で、最新の曲も楽しむ事が出来るようです。その為に、もちろんマイクも装備してあります。
  3. テレビ・ビデオ…大型車などで、渋滞や長距離の移動の際、または深夜などで仮眠を取ったりする人がいる傍らで静かに鑑賞する事ができ、利用する全ての人を退屈させない為の工夫だと思われます。衛星放送を受信できるバスもある様です。
  4. その他…全てのバスに付いている訳ではありませんが、他にもトイレ、給湯機能(給湯器)や冷蔵庫、コンセント、サロンなどがあります。トイレや冷蔵庫、コンセントなどの様に設置されている場所が決まっている物と違い、サロンに至ってはバスの後部座席部分の左右が対面式に回転させる事ができ、中央にテーブルをおくと仲間同士で向かい合っての食事や飲酒、あるいは会話やゲームを楽しむ事ができる様です。この様な趣は貸切バスならではのアイデアだと思います。

また、普段は通路とされる場所にも折りたたみの出来る座席があり、いわゆる「補助席」と呼ばれるものも貸切バスならではと言えます。わずかながらでも、より多くの人を乗せる事が出来るので、小人数の為に余計なバスの台数を増やさなくて済むばかりでなく、団体などでは同じ仲間と一緒のバスに乗る事が可能になる事でバスの中での楽しさも共有する事が出来ます。

時代の変化と共に常に人々に喜ばれる利便性機能が作り上げられてきた貸切バスですが、これから先もあらゆる技術の開発や向上を続けて行き、利用する様々な人々の為に、もっともっと利便性機能の装備された貸切バスが作り上げられて行く事でしょう。

貸切バス@バスガイド

先ほどご紹介した様々なバスの設備。快適なバスの旅や移動ができる、貸切バスならではのものがとても魅力的でした。バスと言う密室で過ごす時間が退屈しない様に考えられ、人々に喜ばれるだけでなく、人々の思い出の中にこの貸切バスが受け継がれて行く事も納得できる事だと思います。しかし、受け継がれて行く思い出の中に、もう一役買っている物がある事にあなたは気付かれたでしょうか?それは、バスガイドの存在です。

1920年(大正9年)2月、乗合バスにバスガイドが登場しました。当時は、バスガールと呼ばれていましたが、時代的に職業婦人と言う社会の目が厳しく、女性が就職を希望すると言う事は珍しく、服装も黒のツーピースに白襟の地味なスタイル、全国的にも37人の採用数と言うものでした。しかし、年々、制服もハイカラになり、女性が職業に就く事も増え、「○○ガール」と言う"ガール時代"と呼ばれる様になりました。バスガイドの原点、バスガールはそのハシリでもありました。

乗合バスから始まったバスガイドも、最近ではほとんどが観光バス専用のガイドとして変化し活躍しています。バスガイドは単なる道案内だけではなく、利用者が訪れる観光地などの歴史や文化を全て勉強し、それを利用者に伝えています。他にも、バスでの旅が快適で楽しいものになる様に様々なサービスを提供してくれています。貸切バスのほとんどが観光バスで、その上、常にバスガイドが付き添っている訳ではありませんが、少なくともバスガイドの存在はバス旅行を楽しむ人にとっては、又一味違う楽しみを作ってくれる事も事実です。

貸切バスとバスガイド。同じバスと言うキーワードでも、その内容や分類は全く違いますが、どちらもバスを通じて人々の旅行やイベントなどの移動や手助けをしているものです。この貸切バスとバスガイドの関係は時代が移り変わって行っても常に側にあり、切っても切れない関係でいる事と思います。そして、それは人々の側にいつもある関係だとも思います。

今の便利な時代、各家庭に自動車を所有しカーナビゲーションを取り付ける人も多くなりました。カーナビゲーションの示す道筋ばかりを辿って行く旅行もそれはそれで楽しいのかも知れません。しかし、今の時代だからこそ、貸切バスの良さを今一度思い出し、バスガイド付きで観光する事も新しい発見もあったりして新鮮かも知れません。

貸切バスと観光バス

貸切バスは、その名の通りバス会社が所有しているバスを貸切る事を指しています。しかし、実際にはそればかりではなく、他にも貸切バスを所有したり手配したりしている所もあります。それは、例えば旅行会社であったり、タクシー会社であったり、または、ホテルや旅館の様に旅行などでの宿泊施設自体が、その送迎の為に所有している事もあります。バスの大小、または、その用途に関わらず「貸切り」となるバスは多くあるとされています。旅行などで良く利用されるいわゆる観光バスは、貸切バスの代表的存在だと言えるでしょう。例えば、バス旅行の企画自体がバス会社であろうと旅行会社であろうと、バスを使って観光旅行をする際には、バスを「貸切る」と言う事が常に必要になります。ですから、観光旅行に関して言えば、「貸切バス=(イコール)観光バス」と言って良い程ではないでしょうか。

観光バスは、その名の通り観光を目的とした旅行の為に開発されてきたバスです。それには、従来の乗合バスとは違う所が沢山あり、先ほどの利便性機能などはもちろんですが、他にも手持ち荷物で足元が狭くならないように「ボディートランク」と言って、バスのタイヤ部分で開いた空間を有効利用した開閉式の荷物入れがあったり(両側から出し入れ可能)、また走行中でも景色が良く見える様に、窓枠やフロントガラスを広く大きく開放する等と言った工夫が見られます。そしてそれは、人々に大変喜ばれています。

しかし、以前、交通事故によって起きた二次災害で、この大きな窓が問題視されている事や、エンジントラブルなどから「ボディートランク」の火災などが発生している事も確かな事です。人々に喜ばれる為に開発されてきた大変快適な観光バスも、これからは、この様な事が起きないように安全面も要求されてくることでしょう。また、利用する私達にも快適なバスの旅が終始できる様に、バスの走行中などバス内外でのモラルや安全面への補助が必要になって来ると思います。

貸切バスと観光バス。似ている様で違う、その多彩な利用目的は、大きな「バス」と言ったキーワードで深く結びつきこれからも進化して行く事でしょう。どちらも、快適な旅を過ごす為に一役買っているものです。そして、貸切バスあっての観光バスだと思います。この事は、「貸切バス=(イコール)観光バス」と言うフレーズを人々の中に浸透させて行く事になるかも知れません。

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