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子宮筋腫

子宮筋腫とは

子宮筋腫とは、女性に見られる筋腫の中でも最も多く、30歳以上の女性の約20%(4,5人に1人)に発生するといわれています。近年では、医療技術の進歩によって、超音波、CTスキャン、MRIなどの画像検査が普及し、子宮筋腫は発見されやすくなりました。初潮の低年齢化や高年齢初産の増加によって、10代、20代の子宮筋腫患者も増えてきましたが、やはり発生率が高いのは30代後半から50代前半の年齢層で、子宮筋腫人口の約80%がこの年齢層に該当します。

子宮筋腫は良性の腫瘍で、生命に関わる病気ではありません。特に症状がなければ積極的な治療を行わないことがほとんどですが、日常生活に支障をきたすような症状が出る場合には、適切な処置を行う必要があります。

子宮筋腫の種類

子宮筋腫は、腫瘍のできる場所によって3つに分類することができます。

筋層内筋腫
子宮筋腫全体の約70%を占める筋層内筋腫は、子宮筋層内にできる筋腫です。初期には目立った症状はありませんが、筋腫が大きくなると、子宮の収縮を妨げるため、過多月経や月経困難症を引き起こすことがあります。
漿(しょう)膜下筋腫
漿膜下筋腫は、子宮の外側に向かって大きくなる筋腫で、子宮筋腫全体の約20%がこのタイプに該当します。筋層内筋腫と同じく、筋腫が小さいうちは自覚症状があまり見られませんが、大きくなると周囲の臓器を圧迫するため、頻尿や腰痛など、子宮に直接関係のない部位に症状が出ることがあります。
粘膜下筋腫
粘膜下筋腫は、子宮の内側にできます。上記2タイプの筋腫に比べてその発症率はかなり低いですが、腫瘍が小さくても過多月経や不正出血の自覚症状が強く現れ、不妊の原因にもなる筋腫です。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫の症状には次のようなものがありますが、筋腫が小さい場合には症状が全く出ない場合もあります。ですから、症状の有無に関わらず、定期的に婦人科の検診を受け、子宮筋腫の早期発見・早期治療を心がけましょう。

【子宮筋腫の主な症状】月経過多(血のかたまりなど),貧血,下腹部痛,腰痛,頻尿,便秘,おりものの増加,不妊

子宮筋腫と女性ホルモン

子宮筋腫とは、子宮の筋肉に硬いコブのようなものができる病気です。発生原因はまだよくわかっていませんが、エストロゲンという女性ホルモンが何らかの原因になっているのではないかといわれています。これは、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が少ない思春期や、閉経期以降には筋腫が見られないためです。

子宮筋腫の発症にエストロゲンが関わっている可能性があるとはいえ、単にエストロゲン分泌量が多ければ、子宮筋腫を発生するというわけではありません。また、規則正しい生活リズムや食生活を心がけていたら防げる、というわけでもないようです。

現代の女性は、昔に比べ、初潮を迎える時期が低年齢化したことで、排卵を促すエストロゲンの影響を受ける期間が長くなりました。また、晩婚化によって初産年齢が上がったり、妊娠回数が減少したことによって、子宮筋腫の発生を抑える働きのある女性ホルモン、プロゲステロンの分泌が減少したことも、子宮筋腫の発生率を高めていると考えられています。

子宮筋腫以外の女性特有の病気

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮筋層内や卵管、骨盤腹膜といった子宮内腔以外の場所に子宮内膜に似た組織が発生し、増殖・剥離を繰り返す病気です。

周囲の臓器や組織と癒着すると、月経痛をはじめとする子宮に直接関係した症状以外にも、さまざまな症状が現れます。子宮内膜症患者は年々増加傾向にあり、若年層にも見られるようになりました。不妊の原因にもなるため、早期の治療が重要です。

子宮腺筋症

子宮腺筋症とは、子宮内膜症が子宮筋層の内部に発生したもので、子宮内膜に似た組織が増殖・剥離を繰り返す病気です。

症状としては、月経困難や過多月経、腰痛、不妊症が挙げられます。こうした症状に加え、子宮の肥大が見られる点でも、子宮腺筋症は子宮筋腫と似ていますが、全く別のものです。ただし、これらは合併することも多いため、明確な区別をしなくてもさほど支障はないようです。

子宮肉腫

子宮にできる腫瘍のうち、良性のものが子宮筋腫で、悪性のものには子宮ガンと子宮肉腫があります。子宮肉腫は、子宮筋腫との区別が難しく、油断できない病気で、女性特有の悪性腫瘍の中でもまれな病気です。

症状は、子宮がんと同様、生理以外や閉経してからの性器出血が見られます。また、腹痛や下腹部の違和感を感じることもあります

子宮筋腫の診断

検査方法はいろいろ

検査は、婦人科、あるいは産婦人科で受けます。以下に挙げる検査を必要に応じて組み合わせ、総合的な診断を行います。

問診
多くの場合、問診表の記入を求められます。質問にはできるだけ具体的に、分かりやすく答えましょう。
血液検査
ホルモンのバランスや貧血の有無を調べます。異常がある場合は、精密検査を受けます。
触診(内診)
膣内とお腹の外側に手を当て、子宮の大きさや形、子宮筋腫が触れるかどうかを調べます。また、筋腫がある場合には、周囲への癒着の有無を調べます。
超音波検査(エコー)
超音波で筋腫の大きさや位置、数を調べます。お腹の上から行う経腹法と、膣の中から超音波をあてて行う経膣法があります。
CT検査・MRI検査
超音波検査で腫瘍が見つかった場合に、さらに詳しく調べるための検査です。CTで身体の断層写真を撮り、必要に応じてMRIで検査します。筋腫の大きさや種類などが詳しく分かります。
細胞診
子宮頸部の表面をこすって細胞を取り、ガンの有無を調べます。子宮内膜癌や子宮頸癌が疑われる場合に行われます。
子宮鏡検査
子宮の中に内視鏡を挿入し、子宮の内部を肉眼的に観察します。子宮内腔の状態や子宮内膜の状態が確認できます。

子宮筋腫の予防にも免疫力

どんなに健康な人の体内でも、日々ガン細胞が誕生しています。それらがガンにならずにすむのは、体内の免疫機能が正常に働き、ガン細胞のガン化を防いでいるからです。これは、女性特有の病気「子宮筋腫」にも同じことがいえるようです。

子宮筋腫の発生原因は解明されていないものの、すべての女性が子宮筋腫の芽を持っているであろうことは指摘されています。そんな中、子宮筋腫を発症する人と発症しない人がいるのは、なぜでしょうか。

その違いを生んでいると考えられているのが、免疫力なのです。つまり、免疫力が高ければ、ガンや子宮筋腫の発症リスクが下がるというわけです。では、高い免疫力を維持するには、どうすればよいのでしょうか。

免疫力を低下させる原因に、活性酸素があります。過剰なストレスや不規則な食生活、喫煙、無理な運動などによって発生した活性酸素は、細胞や血管を酸化させ、私たちの身体を鉄さびのようにボロボロにしてしまいます。

その結果、私たちの身体は風邪やその他のウイルス感染をはじめ、子宮筋腫やガンのような重大な病気にかかりやすくなってしまうのです。ですから、活性酵素による負担を身体に掛けないことが、高い免疫力を維持することにつながるのです。

本来私たちの身体が備えている、自分自身で身体を守る力「免疫力」は、身体にうれしい最高の自然薬といえるでしょう。

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