今、老化が気になり始める中年期以降の女性の間で、「アンチエイジング」という考え方が広まっています。アンチエイジングのアンチには「反対する、抵抗する」、エイジングには「老化」という意味があり、それら2つを合わせて「老化に反対する、老化に抵抗する」となるわけです。アンチエイジングは、いかに身体をコントロールし、老化の進行を遅らせるかということが重要なのです。
私たちの身体は、日々老化しています。中年期を境に、私たちの体内では水分やたんぱく質の量が減少する一方で、脂肪分が増加していきます。その結果、身体の緊張感や張り感が減少し、重力に勝てなくなってしまうのです。これが「老化」といわれる身体の変化のメカニズムです。
それを視覚的に実感させてくれるのが、肌。肌の老化にともなう問題は、多くの女性の悩めるところです。シワ、たるみ、くすみ、肌荒れ・・・これらはすべて、加齢を続ける限り、受け入れなくてはいけない身体の変化なのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。
肌の問題に焦点をあてると、抗老化作用のあるサプリメントなどの摂取やスキンケア、さらにはホルモン治療などによって、身体の内外から皮膚をケアすることが、アンチエイジングです。
アンチエイジングの中でも、近年の健康ブームに乗って、特に注目を浴びているのは、サプリメントによるアンチエイジングです。自分に必要な成分を気軽に選んで摂取できる、という手軽さが人気の理由のようです。
アンチエイジングの成分として注目を集めている物には、イソフラボンやアミノ酸、コラーゲンなどが挙げられます。大豆から抽出されるイソフラボンは、更年期障害の原因となっている女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをすると言われています。
アミノ酸やコラーゲンは、私たちの身体そのものをつくり、その働きを助ける役割を担っている、生命維持に不可欠な成分です。
日常を見直し、規則正しいライフスタイルと食生活を送りながら、あなたもアンチエイジングを始めてみませんか?
大豆イソフラボンとは、大豆胚芽に特に多く含まれる成分の一種で、その分子構造の違いにより、「グリコシド型イソフラボン」と「アグリコン型イソフラボン」に分けることができます。
このうち、アグリコン型イソフラボンは、女性の体内で分泌されるホルモン「エストロゲン」と分子構造が似ているため、体内に吸収されると、エストロゲンと似た働きをするといわれています。
女性ホルモンのエストロゲンは、女性特有の性機能(月経・妊娠・出産・授乳など)を調整するホルモンです。ところが、健康な女性の場合でも、20代後半を過ぎるとエストロゲンの分泌量が減少しはじめます。イソフラボンには、そうした足りない女性ホルモンを補うため、イソフラボンを摂取しましょう。イソフラボンは植物から抽出される天然成分。ホルモン治療をはじめとする薬物療法で危惧されるような副作用の心配はありません。
私たちの身体に不可欠な成分、たんぱく質。このたんぱく質を構成しているのがアミノ酸です。アミノ酸が鎖のようにつながってできたたんぱく質は、筋肉をはじめ、骨や脳、内臓や血液、皮膚など、身体のあらゆる部位の構成成分です。また、身体の各部位を構成する以外にも、体脂肪の燃焼を助けたりDNAを構成するなど、アミノ酸は私たちの生命維持に欠くことのできない、大変重要な物質なのです。
アンチエイジングを考える女性にとって、アミノ酸は不可欠な存在です。
またアミノ酸は、ヘアケア市場でも注目されています。アミノ酸を主成分とする髪は、パーマやヘアカラーなどでキューティクルが損傷しやすく、アミノ酸の量も減ってパサパサになりがちです。アミノ酸配合のヘアケア剤を使用しましょう。
私たちの体内は、水分を除いた成分のうちの約50%がたんぱく質で、そのうちの約30%は、コラーゲンとよばれるたんぱく質で占められています。たんぱく質を構成している成分はアミノ酸なので、コラーゲンはアミノ酸でできている、と言い換えることができます。
コラーゲンは皮膚や骨、軟骨、腱、血管などに多く含まれています。コラーゲンの主な役割は、これらの各組織がバラバラにならないようにつなぎとめたり、水分を保持することです。コラーゲンの構造は特殊で、3本の鎖状の繊維がらせん状に絡まっているため、バネのような性質を持っています。この性質のおかげで、アンチエイジングに欠かせない肌の弾力性が生まれるのです。
ところが、加齢や活性酸素によって新陳代謝が衰えた肌には新しいコラーゲンが生成されにくく、その結果、肌は乾燥し、シミやシワが増えてしまうのです。つまり、アンチエイジングに必要な美しさのもとはコラーゲン、ともいえるのです。
更年期障害は、女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌が急激に減少し、ホルモンバランスが乱れるために起こります。女性なら誰でも経験する、ごく自然な身体の変化とはいえ、女性としての喪失感や不調に悩む人が少なくありません。更年期の症状には個人差があり、ほとんど何も感じないまま過ぎてしまう人もあれば、体調を崩して寝込んでしまうほどの症状が出る人もあります。「更年期障害」とは、後者のように身体の不調が明らかに感じられるケースを指します。
具体的な更年期障害の症状としては、主に、ほてり、のぼせ、めまい、発汗、しびれ、頭痛、イライラなどがあります。さらに、骨の生成を促すエストロゲンの減少は、骨密度の低下にもつながります。更年期以降の女性に骨粗しょう症患者が多いのはこのためです。このほかにも、高血圧症や、心臓病、糖尿病や子宮ガンなどの婦人科系の病気など、更年期を迎えてからかかりやすくなる病気は多岐にわたります。
上記のような更年期障害の症状を緩和するためには、規則正しい生活リズムと食生活を心がけ、十分な休養をとることが何より大切です。症状がひどい場合には減少したエストロゲンを補ったり、不安定になりがちな自律神経のバランスを整えたりするための薬物療法が行われる場合がありますが、この治療には副作用を伴うことがあるため、専門医とよく相談し、納得した上で始めなくてはなりません。
イソフラボンは、体内でエストロゲンと似た働きをし、天然成分なので副作用の心配もありません。